大塚製薬 インタビュー
猛暑日の運動はどうする!?
熱中症対策で万全に!
「ハイアルチスタジオ」には、会員の皆様がいつでも水分補給できるように、大塚製薬の自動販売機が備えられている店舗もあると思います。猛暑と言っても過言ではない、日本の夏ですが、スタジオは高地トレーニング環境で涼しいため運動するのに最適な環境です。しかし、快適なスタジオとは言え、普段の生活をしているよりも体内の水分が失われるのは早いかもしれません。そこで、ハイアルチスタジオの担当である、大塚ウエルネスベンディングの十亀さんに、「熱中症対策」についてお話を伺いました。
熱中症対策と「ポカリスエット」
大塚製薬グループ 大塚ウエルネスベンディングの十亀(そがめ)と申します。
大塚製薬は、医薬品の製造販売に加え、皆さんもご存知の「ポカリスエット」や「カロリーメイト」など、医薬品開発で得たノウハウをベースにして開発した清涼飲料、栄養補助食品などを販売しています。
「日本の夏は猛暑」と言われることも多くなってきましたが、熱中症対策として「ポカリスエット」をお勧めします。ポカリスエットの発売は1980年ですが、当時はまだまだ運動中の水分補給はご法度、ましてや「熱中症対策」という言葉もないという時代でした。1984年から運動中の水分補給の大切さの研究を開始し、日本スポーツ協会様とご協力して30年以上、熱中症対策の啓発活動をしており、今では運動中の水分補給は当たり前となり、夏になると「熱中症対策」という言葉を聞かない日は無くなるくらいになってきました。
ポカリスエットをお勧めする理由(甘さの役割)
人間の体は約6割が水分と言われています。水分はただの水ではありません。塩分などの電解質を含んだ「体液」が体の水分なのです。汗をかくとTシャツに塩がついていたり、汗をなめると「しょっぱい」のはそういった理由です。
水だけを飲んでいても、通常の必要な濃度の体液が補充されたことにはなりません。逆に薄まった体液を元に戻そうと水分を尿や汗で出します。これが「自発的脱水」というメカニズムなのです。
では、何が必要かというと、「電解質(イオン)」なのです。ナトリウム量は、塩分相当でいうと100ミリグラム中0.1グラムから0.2グラム入った飲料が熱中症対策には相応しいと日本スポーツ協会の「スポーツ活動中の熱中症予防5か条」にも掲載されています。ポカリスエットには、100ミリグラムあたり、食塩相当量0.12グラム入っているのでご安心ください。
また、ポカリスエットの甘さには 腸からの吸収スピードをあげる大事な役割があります。特に、この糖質と量にこだわっております。脱水でクタクタになっている時に、「身体の中から染み込んでくる感じがする」、「美味しい」「疲れがとれた気がする」と思っていただけるのは、身体が欲しているからなのです。
運動中の効果的な水分補給方法
最初に申し上げましたが、大塚製薬では30年以上前から、熱中症と水分補給について研究、製品開発をしてきました。1日に人間が必要とする水分量は
2.5リットルと言われています。 ポイントは喉が渇く前に、常に少しずつ水分補給をすることです。
運動中の水分補給では、まず運動前に250-500ミリリットルを飲んでください。また、運動中は、一気に水分補給せず、1口、2口と少しずつ飲むことを心がけましょう。そして運動後の水分補給も運動前の体重を意識して補給してください。猛暑の夏を元気で過ごすために、早め早めの水分と電解質の補給をお忘れなく!