「低酸素はアスリートのもの」だと思っていた──半信半疑で始めた高地トレーニングが、剣道人生一番の動きを引き出した。(前編)
「低酸素トレーニング=エベレスト登山者やマラソンランナーがやるもの」。そう思っていた、新宿で清掃業を営む実業家の会員様が、駅前のスタジオで体験した低酸素トレーニングをきっかけに、剣道のパフォーマンスまで変わっていきました。30年ぶりに再開した剣道で、なぜ「剣道人生で一番の動き」を取り戻せたのか。前編では、半信半疑から始まった高地トレーニングとの出会いと、短時間トレーニングの驚きについてお話を伺いました。
―低酸素トレーニングって、最初はどんな印象でしたか?
私は最初、「低酸素トレーニング=アスリートがやるもの」という印象でした。エベレストに登る人や、マラソンランナーが高地合宿でやるようなものだと思っていたので、街中のジムで自分ができるとは思っていませんでした。ただ、周りでハイアルチに通ってパフォーマンスが上がった人がいたこともあり、「短時間で効率がいいなら試してみよう」というくらいの気持ちで体験を申し込みました。正直、最初は半信半疑でした。
―実際に低酸素トレーニングを体験してみて、何に驚きましたか?
驚いたのは、思った以上に「キツくない」のに、しっかり効いている感覚があったことです。少し動いただけなのに汗をかき、筋トレやタバタ式トレーニングも短い時間なのに想像以上に疲れて、身体が活性化している感じがありました。
普通にランニングしていたら結構走らないと感じられない「効いてる感」が、ハイアルチだと20分くらいでもう来るんです。終わった後の頭のスッキリ感も独特で、「あ、これは続けたほうがいい」と直感的に思いました。富士山の7合目と同じ酸素濃度と聞いて、なるほどと納得しました。
―剣道のパフォーマンスにも変化があったそうですね。
実は30年ぶりに剣道を再開したとき、体重が重いのに気持ちだけは20歳のころの動きのままで、アキレス腱を断裂してしまったんです。剣道の試合は、形稽古とは動きがまったくの別物で、瞬発的な動き出しが求められます。本来、年齢とともにパフォーマンスは落ちていくものです。
それが今では試合にもよく出ていて、明らかに動きが違っていました。30年近く剣道をやってきた中でも、剣道人生で一番の動きができている感覚があります。体力が最後まで続き、試合のクオリティを維持できるようになったことは、自分にとって本当に大きな変化でした。

ー「アスリートのもの」だと思っていた低酸素トレーニングが、短時間で効率よく身体に効き、30年ぶりに再開した剣道で「人生一番の動き」をもたらしてくれた──。後編では、10年間失敗し続けたというダイエットと体脂肪の変化、仕事の集中力や睡眠の質、「飲むハイアルチ」の体験、そして経営者として考える「身体への投資」についてお話を伺います。
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