トップアスリートの育成と
低酸素トレーニングの可能性
城西大学 男子駅伝部 櫛部静二監督にインタビュー
低酸素トレーニングとトップアスリートの育成
櫛部監督は、低酸素トレーニングを活用し、日本のトップアスリート育成に取り組んでいます。2024年箱根駅伝では、城西大学が見事3位入賞を達成。この成功の裏には、山登り区間のエース「山の妖精」こと山本唯翔選手が示した圧倒的なパフォーマンスがありました。
17kmにわたり、標高約850mの登りを駆け抜けるには、酸素不足に適応する能力が不可欠。その基礎を築いたのが、櫛部監督の指導のもと実施された低酸素トレーニングです。選手たちは週1~3回、低酸素環境下での厳しいトレーニングをこなしながら、確実に山岳ランナーとしての能力を向上させました。
櫛部監督からメッセージ
櫛部監督は、低酸素トレーニングがエリート選手だけでなく、一般ランナーにも大きなメリットをもたらすと語ります。「わずか5%の酸素の違いでも、競技の世界では大きな意味を持つ」と述べ、日々の積み重ねと低酸素トレーニングの継続の重要性を強調しています。低酸素環境を特別視せず、日常のトレーニングの一環として取り入れることが成功への鍵だといいます。
2025年も箱根駅伝に出場!今後の展望と期待
櫛部監督が指導している城西大学男子駅伝部は来年も箱根駅伝に出場します。
2025年に向けて、櫛部監督は「山の育成」と「チーム全体の底上げ」を目標に掲げています。指導者として柔軟な目標修正を取り入れつつ、選手たちが最大限成長できる環境を提供していきます。「低酸素トレーニングは魔法ではないが、継続すれば確実に成果が出る」と述べ、競技者の可能性を最大限引き出す取り組みを進めていらっしゃいます。
ハイアルチでもこの取り組みをサポートし、未来のアスリートを応援します。挑戦を続ける櫛部監督の今後の活動にも注目です!