TEAMハイアルチ
西岡賢一さんへのインタビュー
西岡賢一さんへのインタビュー
ハイアルチでは、日々のトレーニングにハイアルチを積極的に取り入れている方たちを「TEAMハイアルチ」メンバーとして、メンバーのスポーツ・運動に関わる活動をサポートしています。
今回のハイアルチマガジンは、TEAMハイアルチの一員である西岡賢一様をご紹介します!西岡さんは、ランニングトレーナーという肩書きを持つ、ランニングのプロフェッショナル。ハイアルチ下北沢スタジオに通い、トレーニングをしています。ぜひ、お読みください!
―まずは、西岡さんの自己紹介をお願いいたします!
こんにちは、ランニングトレーナーの西岡賢一です。ランニングクラブ「FLAT RUNNING CLUB」の運営とパーソナルトレーナーをしています。2年ほど前に起業をしました。僕のクラブは日本一ランニングフォームがきれいなクラブを目指し、呼吸が辛くなるほどの追い込みなどは一切せず、文字通りランニングフォームを練習するクラブになっています。

―ランニングクラブを始めた、きっかけを教えてください。
僕は日本体育大学出身で、駅伝をはじめ長距離を走っていました。
しかし、練習のしすぎで故障に悩まされ続け、3ヶ月連続で走れたらいい方で、痛くなっては治すことを繰り返し、結果が出せませんでした。
そのため、走ることに対しすごく心残りなまま引退をしました。その後、ケガや痛みに耐えながらマラソンをしている市民ランナーの方を目にする機会が多く、「痛いけれど走るという辛い思いをせずに、ランニング自体を楽しんでほしい」という想いで、クラブを立ちあげました。
―どんな方々が通っているのですか?
年齢層は、小5、小6ぐらいの子どもから最高齢は73歳、結構幅広い層ですね。私たちのクラブは走力差も全く気にせず、どんな人にでも対応できるのが強みなので、市民ランナーからランニング初心者まで通っていますよ。「東京マラソンに当たっちゃった・・・絶対に当たらないと思っていたのに、当たったから助けて!」という方も(笑)。
―西岡さんの考える「走ること」の魅力について、教えてください!
とにかく走る時間を楽しい時間にしてもらいたいという気持ちです。ランニングをハブにして、人生を豊かにしてもらいたいな。僕のクラブのモットーになりますが、「楽しくラクに痛みなく」、ニコニコしてお喋りしながら走って、ゴールしたらハイタッチ!ゴールしたら飲みに行こう!みたいな感覚で、みんなと走りたいと思っています!
―西岡さんはランニングトレーナーとしてご活躍していますが、現役のアスリートなのですよね?
はい。僕は今、トレイルランニングという競技で、山の中を走っています。なので、山と同じ低酸素空間でのトレーニング環境を提供しているハイアルチの存在には、ものすごく感謝していますよ。
―ハイアルチに通う、きっかけについて教えてください。
実はランナー仲間が通っていたので、ハイアルチのことは知っていました。きっかけは、下北沢スタジオのスタッフ吉住さんとトレーナーのコミュニティで出会って、「一度、下北沢のスタジオに遊びに来てくださいよ!」と誘われたので、二つ返事で体験しに行きました。そこからハマったのです!
―ありがとうございます!ハイアルチの「どのあたり」にハマったのですか。
手っ取り早く、追い込めること。低酸素ではない場所でトレーニングもしますけれど、やはり時間がかかります。通常の場所で練習する場合、絶対に1時間半以上の時間を費やさねばなりません。ですが、ハイアルチでは30分で済む!忙しい時でも時短効果が得ることができることが魅力です。
―ハイアルチでのトレーニング方法を教えてください!
ハイアルチに行ったら、倒れる寸前まで追い込みます!「3分間ハード(全速力)で走って1分間ゆっくり走る」というインターバルトレーニングで※。30分間終えて、低酸素空間から出てきたら、手につけている機器をカウンターに返して、「歩いてきます!」と、ヘトヘトになりながら、外周して心肺が回復してきたら戻って、シャワーを浴びて帰ります。
※アスリート向けのサービス改善のモニターとして、通常のアスリートコースにはないメニューをご利用頂いております。
高強度のインターバルトレーニングをご希望の方は、アスリートコースのご利用をお願い致します。
―「トレイルランニング」について教えてください。
山の中で行うマラソンみたいなイメージです。ただ、山の中を走る(笑)。短いレースだと10キロ。長いレースでいうと100マイル、約160キロを走ります。この世界は奥が深く、200キロ250キロ500キロもあり、一番長いレースで700キロもあります。僕が出場した最長レースは、160キロ(100マイル)のレースですね。昨年9月に出場したレースは、100マイルと言いつつ、実際は175キロぐらいの距離でした(笑)。日本ではなんとなく聞いたことがあるかなという競技かもしれませんが、海外では特にヨーロッパでは熱狂的なファンがたくさんいる、ものすごく人気の競技なのです!
―レースに向けて、どんなトレーニングをするのでしょうか?
出場が決まってからレースまでが、だいたい9、8ヶ月ぐらい。そこから本格的にトレーニングを始めています。海外のレースだと標高2500m以上の山を走ったりします。日本のレースは標高がそこまで高くありませんが、ピレネー山脈をはじめとするヨーロッパの山脈の場合、2500m以上になるので、日本でトレーニングをする場合、富士山に行かなければならないという・・・問題にぶつかります。それが、今では下北沢でトレーニングできてしまう!東京で低酸素トレーニングができることは、大きなメリットです。

―昨年のレース前は、どのようにハイアルチを使われていましたか?
ルーティンとして、週に1回は行くようにしています。都合がつけば、週2回行くこともあります。特にレースの2ヶ月前ぐらいから1ヶ月前ぐらいまでは、なるべく酸素が薄い状態に慣れるために、ハイアルチに通い詰めていました。
―日本の山でもトレーニングするのですか?
はい。富士山2往復、上がって下りて、また上がって下りました(笑)。スピードハイクという早歩きです。山用の装備を背負って安全を確保した上で2往復なので、心配しないでくださいね。僕は長時間走ることに慣れておかなければならないので、12〜3時間ぐらい動く練習をしていましたよ。
―ハイアルチで追い込み、山で長時間を耐久するトレーニングをしているのですね。
そうですね、ハイアルチは心肺機能を高め、低酸素状態に慣れる場所として使い分けていました。実際に富士山に登ると、高山病になって吐き気やめまいが出てきてしまいます。ハイアルチは、酸素が少ないことを体に慣れさせることができるので、ありがたいと思っています。
―今年もトレイルランニングのレースに挑戦するのでしょうか?
もちろんです!一昨年から、海外のレースに参戦しているのですが、大規模なレースなのでものすごく楽しみです!今年の夏に、スペインのピレネー山脈を走るレースに参加する予定で、トレーニングも始めています。景色がものすごく綺麗で、絵はがきの世界で走っている感覚に陥りますよ。長時間、走っていても飽きないのが魅力です。また、現地ファンの方も気軽に応援してくださったり。「走る」ことを通して言葉の壁を越えて繋がれるのも醍醐味のひとつです。今から楽しみにしています!
―貴重なお話、ありがとうございました。トレイルランニングについて、ハイアルチのスタッフも皆、興味津々です!会員の皆様も、トレイルランニングにご興味が出てきたのではないでしょうか。西岡さんのピレネー山脈のレースをハイアルチも応援します!皆様もぜひ応援してください!

日本初の高地トレーニング専門スタジオ™「ハイアルチ」が運営するハイアルチマガジンでは、低酸素トレーニングに関する最新情報・研究・アスリートインタビューをお届けしています。詳細や体験予約は、お近くの店舗までお問い合わせください。