HIGH ALTITUDE
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城西大学男子駅伝部監督 櫛部氏がトレーニングに関わるQ&Aに答える

ハイアルチでは、スタッフの知識・技術向上を目的として、ハイアルチアカデミーという研修を定期的に行っております。今回は、城西大学男子駅伝部監督 櫛部静二氏にお越しいただきました。ハイアルチマガジンでは、皆さんも気になるであろうトレーニングに関わるQ&Aをお伝え致します。ぜひ、お読みください!

Q. 低酸素トレーニングをとりいれることでの、具体的な効果を教えてください。

低酸素トレーニングによって、少ない酸素で効率よく身体を動かすことができるようになります。そのため、同一負荷の運動であれば、心拍数:減少、酸素飽和度:増加、乳酸値:低下、パワー:増加、が期待できます。主観的強度としては、運動中の呼吸が楽になり、最大努力では苦しくなってからのがんばりがきくようになります。駅伝選手からも、ラストスパートが効くようになった、という声をもらっています。

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Q. トレーニングのメニューの組み方についてアドバイスをください。

大事な試合や目標とする大会でベストパフォーマンスを発揮するためには、事前の計画が大切です。特に、「ピリオダイゼーション(期分け)」の考え方を意識してください。
試合に近づくにつれて、練習量は減らし、1回の練習当たりの強度を上げていくことをおすすめします。

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Q. アスリートコースを週2回行う場合、どのような活用方法がよいですか。

様々な強度のトレーニングを組み合わせ、異なる刺激があるトレーニングを行う方が、トレーニング効率がよいです。
筋トレを行う際にも、筋肉の部位ごとにトレーニングを行うように、同じ部位ばかりをトレーニングすることは、怪我の原因にもなりやすいですし、身体が刺激に慣れてしまいます。同じ刺激は、パフォーマンスの頭打ちになりやすいため、様々な強度のトレーニングを組み合わせてみてください。

―櫛部先生ありがとうございました!今後ともハイアルチをよろしくお願いいたします!

※無理をせず、体調にあわせたトレーニングをおねがいします。