
10月21日は、私たちハイアルチの創業日です。2016年に1号店をオープンして以来、創業から9年。こうして節目を迎えられるのも、日々通ってくださる会員の皆さまのおかげです。皆さまの支えに、心から感謝しています。
ハイアルチを創業する前の私は、正直なところ、運動とは無縁の生活を送っていました。
小中高大とずっとバスケットボールに打ち込んできた私にとって、「運動が当たり前」だった時期もあったはずなのに、仕事の忙しさに追われるうち、いつしか身体を動かす習慣はすっかりなくなっていました。思い切ってジムに通ってみても、1回1〜2時間の運動がだんだん負担に感じられ、気づけば足が遠のいてしまう——そんな挫折を何度も繰り返していたのです。そんなときに出会ったのが「高地トレーニング」でした。
最初は「マラソン選手がやるもの」というイメージで、自分には無理だと思っていました。実際にやってみると、たった5分歩いただけで体内の血中酸素濃度(SpO₂)が下がり、身体がしっかり反応しているのがわかりました。しかも、きつくない。「こんなトレーニングがあるのか」と衝撃を受けたことを、今でもよく覚えています。これはアスリートだけのものにしておくのは、もったいない。
むしろ、私のような“運動が続かないけれど健康になりたい人”にこそ、必要なものではないか— 。
そう確信し、2016年に「ハイアルチ」を創業しました。
「駅前高地トレーニング」という構想
誰もが日常の中で高地トレーニングができる世界をつくりたい
誰もが日常の中で高地トレーニングができる世界をつくりたい
実際にスタジオをオープンすると、かつての私と同じように、運動にハードルを感じていた方々が、次々と通ってくださるようになりました。そのとき、ふと思い浮かんだのが「駅前留学」というキャッチコピー。
かつて英語を学ぶには海外留学が必要だったところから、今では駅前の英会話スクールに行けば、外国人講師と話せる環境が手に入る。「高地トレーニングだって、駅前でできたらいい」
そんな“駅前高地トレーニング”という構想が、自然と頭に浮かびました。
どんなに忙しい人でも、30分あれば通える。駅前だから生活の延長で無理なく続けられる。
そんな場所で、日常が少しずつ変わり、気づけば人生そのものが変わっている——。
それが、私たちハイアルチが目指す未来です。
今日という「ハイアルチの日」に、あらためて皆さまへの感謝を込めて。
これからも低酸素という空気の力で、皆さまの毎日を応援しつづけてまいります。
High Altitude Management株式会社
代表取締役 坪井玲奈
日本初の高地トレーニング専門スタジオ™「ハイアルチ」が運営するハイアルチマガジンでは、低酸素トレーニングに関する最新情報・研究・アスリートインタビューをお届けしています。詳細や体験予約は、お近くの店舗までお問い合わせください。