城西大学男子駅伝部監督
櫛部氏がアスリートコースを監修
トレーニングに関わるQ&Aに答える
(後編)
(後編)
ハイアルチの低酸素ルームを導入する、城西大学男子駅伝部が「第100回東京箱根間往復大学駅伝競争(以下、箱根駅伝)」で総合3位に入賞されました。監督の櫛部静二氏、並びに、駅伝部の皆様、おめでとうございます!
前回は、駅伝部監督の櫛部氏が監修する、アスリート、そしてランナーの方が競技力向上を目指すための高強度インターバルトレーニング「アスリートプログラム」(新名称:アスリートコース)の内容改定に伴う、研修内容の一部をお伝え致しました。後編では、皆さんも気になるであろうトレーニングに関わるQ&Aをお伝え致します。ぜひ、お読みください!
―インターバルトレーニングで、追い込む限界値はどのように考えればよいですか?
いきなり最大心拍数を測定するのは危険ですので、はじめは推定の最大心拍数(220-年齢)を算出し、目安にしてください。最大心拍数は2分間程度の全力運動で出現しますので高強度運動に慣れてきたら正確な最大心拍数を測定しましょう。
ハイアルチではモニターに推定最大心拍数が表示されているので、わかりやすいですね。
解糖系を鍛えるのであれば95~100%を目安にしてください。クレアチンリン酸系を鍛えるのであれば、最大運動を目指します。その際、運動時間が短くなるため、心拍を気にしないでほぼ全力をこころがけましょう。(心拍は最大レベルまで上がりません)
―血中酸素濃度は90%を切らないと、トレーニングとして意味がないですか?
血中酸素濃度が90%程度でも十分刺激を受けているので効果はあります。
ただし、低酸素トレーニングを続けていると、体が慣れてきて、血中酸素濃度が下がりにくくなる場合があります。
下がりにくくなった場合は、運動時間を長くするのがよいでしょう。また、ハイアルチでは、店舗によっては、標高3000mの日もあるので、いつもより標高を上げた環境でトレーニングするといいです。
―心肺機能を向上させたいのですが、毎日通っても大丈夫ですか?
トレーニングの内容にもよりますが、頻度を多くした方が効果は高いです。
また、時期に応じて、トレーニング強度を変えることをおすすめします。
試合/大会から離れている時期は、強度を下げて、頻度を増やす。試合/大会の3週間前など直前期には、強度を上げるとよいでしょう。
―櫛部先生ありがとうございました!今後ともハイアルチをよろしくお願いいたします!
※無理をせず、体調にあわせたトレーニングをおねがいします。